月別: 2017年8月

糖質制限という「考え方」

糖質制限というのは、単に食事を無目的に制限する偏食ではなく、それまで過剰に摂取されていた糖質を制限し、必要最低限に改める。

そのことにより、糖質をエネルギーとして酷使してきた身体のメカニズムを原点に戻し、人間が本来持つ健康維持のための機能を再稼働させる方法である。

そしてそれは、物を過剰に摂り、不要にインスリンを出して、不要に脂肪を蓄積するという「無駄の多い生活」を改め、人間が本来持つエネルギー源である脂質を燃やして生きるという基本的生活に戻ることを意味する。

そして、脂質だけでは足らないエネルギー源や脳への栄養は、肝臓でグリコーゲンを生産する糖新生という働きで補う。

それだけでは、エネルギーが不足するという専門家もいるが、毎日朝早くから夜遅くまで働く若い頃ならいざ知らず、デスクワークが増えて、エネルギー消費が減少する中高年以降の大には、そのぐらいのエネルギーでちょうどいいのである。

そして、糖質制限すると、若い頃のような爆発的なエネルギーは出なくなるが、脂質を燃やすエネルギーと、糖新生で補完するグリコーゲンという、ターボエンジンのような形で、長く、集中して作業できるようになる。

だから私は、日常生活で激しく動いている若い世代には、糖尿病患者でもない限り、あまり極端な糖質制限は勧めていない。

むしろ、緩やかな糖質制限プラス運動療法ぐらいの組み合せが最適だろう。

そして、糖質制限の具体的なやり方は、その人の仕事や生活環境によっても大きく異なる。ひとつのパターンにはめる必要は、いささかもなく、糖質制限の提唱者である医師の言うように、いわゆる「テーラーメイド・ダイエット」、その人のライフスタイルや仕事に合った、最も続けやすい糖質制限を見つけて、それを続ければいいのである。

その人のライフスタイルや仕事に合った、最も続けやすい糖質制限を見つけて、それを続ければいいのである。